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月別アーカイブ: 2025年10月

室外機設置と防振・防音対策

皆さんこんにちは!

 

秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っている

株式会社いとだ設備サービス、更新担当の富山です。

 

 

 

室外機設置と防振・防音対策

~静かで長持ちする“支えの技術”~


室外機の役割とは?

 

室外機は、エアコンの心臓ともいえる存在。
冷媒を圧縮し、熱を外へ逃がす「熱交換の中心」です。

しかし、この室外機――
設置の仕方ひとつで「音・振動・性能・寿命」が大きく変わるのをご存知ですか?


⚙️ 設置場所の選定 ― 最初の判断が命

 

まず大切なのは“置く場所”。
壁際・屋上・ベランダ・地上、それぞれで風通し・日射・防水性が違います。

風が通りにくい場所に設置すると、熱がこもって冷却効率が下がり、
余計な負荷で電気代が上がることも

設置前の現場確認で、

  • 日差しの向き

  • 周囲の障害物

  • 排気の流れ
    を把握し、最も効率よく冷却できるポジションを選びます。


防振対策 ― 振動が建物に伝わらない工夫

 

運転中の室外機は、コンプレッサーやファンの回転により微振動を起こします。
その振動が床や壁を伝って**“共鳴音”**を生むことがあるのです。

対策として、

  • 防振ゴムや防振パッドを設置

  • アンカー固定位置をずらす

  • 防振架台を使用

これにより、振動を吸収して静音性を高め、建物への負担も軽減します。


防音対策 ― 周囲への気配りが品質

 

室外機の音は「機械音」ではなく「空気の流れ音」が多いもの。
特に住宅街やオフィス街では、夜間の静音が重要です。

  • 防音ボックスの設置

  • 吹出口の方向調整

  • 吸込口の遮音パネル設置

これらを組み合わせて、**“静かで強い空調”**を実現します。
性能と環境への配慮、どちらも欠かせないのが現代の設備工事です。


架台・基礎・固定のポイント

 

室外機は重量があるため、設置面の強度と水平性が必須です。
基礎が不均一だとドレンの逆流や配管ストレスが発生します。

屋上設置では、強風対策としてアンカーボルト・転倒防止金具を使用。
地上設置では、架台下に防草シート・ブロックを敷き、
水はけの良い環境を作ります。

“どこに置くか”ではなく、“どう支えるか”が職人の真価です。


メンテナンススペースも忘れずに

 

施工後のメンテナンスがしやすいように、
前面・側面・背面に点検スペースを確保しておくことも重要。

狭すぎると掃除ができず、性能低下や寿命短縮につながります。
設置時から“未来の整備性”を考えるのがプロの仕事です。


まとめ

 

  • 室外機設置は空調の性能を左右する重要工程

  • 振動・音・熱・風の流れを考えた施工がカギ

  • 美観・安全・メンテナンス性まで配慮するのがプロ

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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冷媒配管工事の基本と極意

皆さんこんにちは!

 

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冷媒配管工事の基本と極意

~見えない部分こそ“性能を決める”職人の精度~


⚙️ 冷媒配管とは?

 

エアコンや空調設備は、「冷媒(れいばい)」と呼ばれる特殊なガスが
室内機と室外機の間を循環して、熱を運ぶ仕組みで成り立っています。

つまり、冷媒配管は“空気の血管”のようなもの。
この配管を正確に施工しなければ、どんな高性能なエアコンでも本来の力を発揮できません。

空気を冷やす・温めるという単純な作業の裏には、
配管1本1本に宿る職人の経験と緻密な手仕事があるのです。


フレア加工 ― わずか1mmが命取り

 

冷媒配管工事の最初の関門が「フレア加工」です。
銅管の端部を45°に均等に広げ、ナットで接続するこの作業は、
ほんの少しの角度のズレ、力加減の誤差でガス漏れにつながります。

フレア面にバリ(削りカス)が残っていると密着不良、
締め付けが強すぎれば割れ、弱すぎれば漏れ。
わずか1mmの違いが、数年後のトラブルを呼ぶことも。

まさに“職人の手の感覚”が問われる工程です。


溶接 ― 熱と技の融合

 

冷媒配管が長くなる場合は、溶接で継ぐ作業が必要です。
酸素とアセチレンの火を扱い、銅管を数百度の高温で融着。
その際、配管内を窒素でパージしながら施工しなければなりません。

理由は、内部に酸化ススが付着すると冷媒流路を詰まらせ、
機器の性能を低下させるからです。

「火の強さ・角度・距離・時間」すべてが経験値。
炎の色で温度を読み、金属の色で仕上がりを判断する――
これぞ、職人芸です


真空引き ― 見えない作業が決め手

 

溶接が終わったら、次は真空引き。
真空ポンプを使って配管内の空気と水分を完全に抜き取る作業です。

ここを省略したり時間を短縮してしまうと、
内部に残った水分が冷媒と反応して酸化物を発生させ、
冷却能力の低下やコンプレッサー破損を引き起こします。

地味に見えて、実は冷媒配管工事の中で最も大切な工程。
プロは必ず規定時間以上かけて、確実に真空状態を作ります。


見えない精度が性能を決める

 

冷媒配管は、最終的に壁や天井の中に隠れてしまいます。
だからこそ、「見えない部分をどこまで丁寧にできるか」が、
職人としての信頼を決めるポイントです。

冷媒管をまっすぐ通す、断熱材の継ぎ目をしっかりテープで密着させる、
最終的に見えなくても、全ての動作が“将来の品質”に直結します。


まとめ

 

  • フレア加工・溶接・真空引きが三位一体

  • 見えない部分の施工精度が性能を左右

  • 冷媒配管は“空調の命綱”

  • 経験と感覚で仕上げる、まさに職人の世界

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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