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皆さんこんにちは!
秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っている
株式会社いとだ設備サービス、更新担当の富山です。
目次
~静かで長持ちする“支えの技術”~
室外機は、エアコンの心臓ともいえる存在。
冷媒を圧縮し、熱を外へ逃がす「熱交換の中心」です。
しかし、この室外機――
設置の仕方ひとつで「音・振動・性能・寿命」が大きく変わるのをご存知ですか?
まず大切なのは“置く場所”。
壁際・屋上・ベランダ・地上、それぞれで風通し・日射・防水性が違います。
風が通りにくい場所に設置すると、熱がこもって冷却効率が下がり、
余計な負荷で電気代が上がることも
設置前の現場確認で、
日差しの向き
周囲の障害物
排気の流れ
を把握し、最も効率よく冷却できるポジションを選びます。
運転中の室外機は、コンプレッサーやファンの回転により微振動を起こします。
その振動が床や壁を伝って**“共鳴音”**を生むことがあるのです。
対策として、
防振ゴムや防振パッドを設置
アンカー固定位置をずらす
防振架台を使用
これにより、振動を吸収して静音性を高め、建物への負担も軽減します。
室外機の音は「機械音」ではなく「空気の流れ音」が多いもの。
特に住宅街やオフィス街では、夜間の静音が重要です。
防音ボックスの設置
吹出口の方向調整
吸込口の遮音パネル設置
これらを組み合わせて、**“静かで強い空調”**を実現します。
性能と環境への配慮、どちらも欠かせないのが現代の設備工事です。
室外機は重量があるため、設置面の強度と水平性が必須です。
基礎が不均一だとドレンの逆流や配管ストレスが発生します。
屋上設置では、強風対策としてアンカーボルト・転倒防止金具を使用。
地上設置では、架台下に防草シート・ブロックを敷き、
水はけの良い環境を作ります。
“どこに置くか”ではなく、“どう支えるか”が職人の真価です。
施工後のメンテナンスがしやすいように、
前面・側面・背面に点検スペースを確保しておくことも重要。
狭すぎると掃除ができず、性能低下や寿命短縮につながります。
設置時から“未来の整備性”を考えるのがプロの仕事です。
室外機設置は空調の性能を左右する重要工程
振動・音・熱・風の流れを考えた施工がカギ
美観・安全・メンテナンス性まで配慮するのがプロ
次回もお楽しみに!
秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っております。
お気軽にお問い合わせください。
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