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月別アーカイブ: 2025年7月

空調設備工事の流れと工程

皆さんこんにちは!

 

秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っている

株式会社いとだ設備サービス、更新担当の富山です。

 

 

 

第2回:空調設備工事の流れと工程

工事はどのように進むのか?

 

 

 

空調設備工事は、ただ機器を取り付けるだけではありません。

設計・施工・調整・引渡しという複数のステップを経て、初めて「快適な空間」が完成します。


◆ 1. 設計から始まる空調計画

 

まず重要なのは、建物の用途や規模、利用人数に合わせて空調システムを設計することです。

  • 現場調査

    • 建物の図面や用途、電源設備の確認。

    • 日射条件や断熱性能も考慮します。

  • 空調負荷計算

    • 部屋の大きさ、窓の大きさ、機器発熱量などをもとに「必要な冷暖房能力」を算出。

    • 過剰な設備はコストを押し上げ、逆に不足すれば快適性を損なうため、この計算は非常に重要です。

  • 配管・ダクト計画

    • 配管のルート、室外機の設置場所を決定。

    • 換気や排気の経路も設計段階で決めます。


◆ 2. 施工フェーズ

 

設計が固まったら、いよいよ現場での施工です。

  • 機器搬入と据付

    • 室外機・室内機の設置。

    • クレーンを使用する場合や重量物運搬では、安全管理が必須。

  • 配管・ダクト工事

    • 冷媒管・ドレン管・電気配線を正確に施工。

    • 配管の勾配や保温処理が適切でないと、水漏れや効率低下の原因になります。

  • 電気接続と制御機器の設定

    • ブレーカー接続や制御パネル設定。

    • 自動運転やタイマーなどのプログラムもこの段階で設定。


◆ 3. 試運転・調整・引渡し

 

施工が終わったら、次は動作確認です。

  • 試運転

    • 温度設定や風量、各機器の動作確認。

    • 冷媒の漏れや異音がないかもチェック。

  • 調整

    • 設定値を微調整して、効率的な運転ができるように最適化。

    • 必要に応じてバランス調整(風量調整)を行います。

  • 引渡しと説明

    • 操作方法やメンテナンスのポイントをオーナーに説明。

    • 点検スケジュールや保証内容も案内します。


まとめ

 

空調設備工事は、「設計の精度」+「施工の品質」+「調整の徹底」で初めて高い性能を発揮します。


このどれか一つでも欠けると、エネルギー効率の低下や故障の原因になります。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っております。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

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空調設備工事とは?基本と役割

皆さんこんにちは!

 

秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っている

株式会社いとだ設備サービス、更新担当の富山です。

 

 

暑さ厳しい折、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

現場も気温に負けず、元気に稼働中です!

 

 

今月からブログ更新頑張っていきます!

 

 

 

第1回:空調設備工事とは?基本と役割

「空調設備」は建物の快適性を支える縁の下の力持ち

 

 

 

空調設備工事と聞くと「エアコンを取り付ける仕事?」とイメージする方が多いのではないでしょうか。

確かにエアコンの設置も大切な作業の一部ですが、実際にはもっと広い意味を持ちます。

空調設備とは、室内の温度・湿度・空気の質を快適に保つための仕組みです。

人が集まる建物やオフィス、工場、病院など、あらゆる建築物に欠かせない重要な設備であり、その工事は快適性・安全性・省エネ性を大きく左右します。


◆ 空調設備の定義:3つの重要な役割

 

空調設備は単なる冷暖房ではなく、**「冷暖房・換気・湿度管理」**という3つの機能を担っています。

  1. 冷暖房機能

    • 夏の暑さを和らげる冷房、冬の寒さを防ぐ暖房。

    • 快適な温度を維持し、作業効率や生活の質を向上。

  2. 換気機能

    • 室内にたまった二酸化炭素やホコリ、臭気を排出。

    • 新鮮な外気を取り込み、健康被害を防止。

  3. 湿度管理機能

    • 適度な湿度を保ち、カビや結露を防ぐ。

    • インフルエンザやウイルス感染のリスク低減にも貢献。


◆ なぜ建築現場で空調工事が重要なのか?

 

空調設備は建物の「呼吸器官」と言えます。


その重要性は次の点にあります。

  • 人の快適性と健康に直結

    • 夏の猛暑や冬の厳寒でも一定の温度を保つことで、熱中症や体調不良を防ぎます。

  • 設備や商品の保護

    • 工場や倉庫では、製品品質を維持するために温度・湿度管理が不可欠。

  • 省エネ・コスト削減

    • 適切な設計と施工により、ランニングコストを大幅に削減可能。

    • ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)や省エネ法対応にも空調は重要。


◆ 工事の種類と特徴

 

空調設備工事は、大きく3つに分けられます。

① 新築工事

  • 建物の設計段階から空調システムを計画。

  • 建物の用途・規模に合わせて最適な方式(個別空調、中央空調、VRFなど)を採用。

 

② リニューアル工事

  • 老朽化した設備を最新の省エネ機器に交換。

  • レイアウト変更や用途変更に伴う改修もここに含まれます。

 

③ メンテナンス・修繕工事

  • フィルター清掃やガス補充、故障対応。

  • 定期点検を行い、突発的なトラブルを未然に防ぐ。


まとめ

 

空調設備工事は、見えない部分で建物と人を支える重要な仕事です。


次回は、実際に工事がどのように進むのか、**「設計から施工、引渡しまでの流れ」**を詳しく解説します。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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