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室外機設置と防振・防音対策

皆さんこんにちは!

 

秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っている

株式会社いとだ設備サービス、更新担当の富山です。

 

 

 

室外機設置と防振・防音対策

~静かで長持ちする“支えの技術”~


室外機の役割とは?

 

室外機は、エアコンの心臓ともいえる存在。
冷媒を圧縮し、熱を外へ逃がす「熱交換の中心」です。

しかし、この室外機――
設置の仕方ひとつで「音・振動・性能・寿命」が大きく変わるのをご存知ですか?


⚙️ 設置場所の選定 ― 最初の判断が命

 

まず大切なのは“置く場所”。
壁際・屋上・ベランダ・地上、それぞれで風通し・日射・防水性が違います。

風が通りにくい場所に設置すると、熱がこもって冷却効率が下がり、
余計な負荷で電気代が上がることも

設置前の現場確認で、

  • 日差しの向き

  • 周囲の障害物

  • 排気の流れ
    を把握し、最も効率よく冷却できるポジションを選びます。


防振対策 ― 振動が建物に伝わらない工夫

 

運転中の室外機は、コンプレッサーやファンの回転により微振動を起こします。
その振動が床や壁を伝って**“共鳴音”**を生むことがあるのです。

対策として、

  • 防振ゴムや防振パッドを設置

  • アンカー固定位置をずらす

  • 防振架台を使用

これにより、振動を吸収して静音性を高め、建物への負担も軽減します。


防音対策 ― 周囲への気配りが品質

 

室外機の音は「機械音」ではなく「空気の流れ音」が多いもの。
特に住宅街やオフィス街では、夜間の静音が重要です。

  • 防音ボックスの設置

  • 吹出口の方向調整

  • 吸込口の遮音パネル設置

これらを組み合わせて、**“静かで強い空調”**を実現します。
性能と環境への配慮、どちらも欠かせないのが現代の設備工事です。


架台・基礎・固定のポイント

 

室外機は重量があるため、設置面の強度と水平性が必須です。
基礎が不均一だとドレンの逆流や配管ストレスが発生します。

屋上設置では、強風対策としてアンカーボルト・転倒防止金具を使用。
地上設置では、架台下に防草シート・ブロックを敷き、
水はけの良い環境を作ります。

“どこに置くか”ではなく、“どう支えるか”が職人の真価です。


メンテナンススペースも忘れずに

 

施工後のメンテナンスがしやすいように、
前面・側面・背面に点検スペースを確保しておくことも重要。

狭すぎると掃除ができず、性能低下や寿命短縮につながります。
設置時から“未来の整備性”を考えるのがプロの仕事です。


まとめ

 

  • 室外機設置は空調の性能を左右する重要工程

  • 振動・音・熱・風の流れを考えた施工がカギ

  • 美観・安全・メンテナンス性まで配慮するのがプロ

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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冷媒配管工事の基本と極意

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冷媒配管工事の基本と極意

~見えない部分こそ“性能を決める”職人の精度~


⚙️ 冷媒配管とは?

 

エアコンや空調設備は、「冷媒(れいばい)」と呼ばれる特殊なガスが
室内機と室外機の間を循環して、熱を運ぶ仕組みで成り立っています。

つまり、冷媒配管は“空気の血管”のようなもの。
この配管を正確に施工しなければ、どんな高性能なエアコンでも本来の力を発揮できません。

空気を冷やす・温めるという単純な作業の裏には、
配管1本1本に宿る職人の経験と緻密な手仕事があるのです。


フレア加工 ― わずか1mmが命取り

 

冷媒配管工事の最初の関門が「フレア加工」です。
銅管の端部を45°に均等に広げ、ナットで接続するこの作業は、
ほんの少しの角度のズレ、力加減の誤差でガス漏れにつながります。

フレア面にバリ(削りカス)が残っていると密着不良、
締め付けが強すぎれば割れ、弱すぎれば漏れ。
わずか1mmの違いが、数年後のトラブルを呼ぶことも。

まさに“職人の手の感覚”が問われる工程です。


溶接 ― 熱と技の融合

 

冷媒配管が長くなる場合は、溶接で継ぐ作業が必要です。
酸素とアセチレンの火を扱い、銅管を数百度の高温で融着。
その際、配管内を窒素でパージしながら施工しなければなりません。

理由は、内部に酸化ススが付着すると冷媒流路を詰まらせ、
機器の性能を低下させるからです。

「火の強さ・角度・距離・時間」すべてが経験値。
炎の色で温度を読み、金属の色で仕上がりを判断する――
これぞ、職人芸です


真空引き ― 見えない作業が決め手

 

溶接が終わったら、次は真空引き。
真空ポンプを使って配管内の空気と水分を完全に抜き取る作業です。

ここを省略したり時間を短縮してしまうと、
内部に残った水分が冷媒と反応して酸化物を発生させ、
冷却能力の低下やコンプレッサー破損を引き起こします。

地味に見えて、実は冷媒配管工事の中で最も大切な工程。
プロは必ず規定時間以上かけて、確実に真空状態を作ります。


見えない精度が性能を決める

 

冷媒配管は、最終的に壁や天井の中に隠れてしまいます。
だからこそ、「見えない部分をどこまで丁寧にできるか」が、
職人としての信頼を決めるポイントです。

冷媒管をまっすぐ通す、断熱材の継ぎ目をしっかりテープで密着させる、
最終的に見えなくても、全ての動作が“将来の品質”に直結します。


まとめ

 

  • フレア加工・溶接・真空引きが三位一体

  • 見えない部分の施工精度が性能を左右

  • 冷媒配管は“空調の命綱”

  • 経験と感覚で仕上げる、まさに職人の世界

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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🌱換気システムと空調の連動で生まれる快適空間

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🌱換気システムと空調の連動で生まれる快適空間

 

 

 

💨 換気の必要性

 

エアコンをつけて部屋が涼しくなったり暖かくなったりしても、空気自体は入れ替わっていません。


換気をしなければ…

  • 二酸化炭素が増えて頭がぼんやりする

  • ウイルスやホコリがたまる

  • 湿気がこもってカビが発生しやすくなる

快適で健康的な環境づくりには、「空気の温度調整」と「新鮮な空気の循環」の両方が必要です。


🔄 空調と換気の一体化システム

 

現代の大型施設では、空調と換気を別々に動かすのではなく「一体化したシステム」で管理するのが主流です。

  • 外気を取り込み → 室内へ供給

  • 室内の汚れた空気を排出

  • 同時に空調で温度・湿度を調整

この一連の流れが自動で行われることで、いつでも快適で清潔な空気が保たれます。


🏥 導入が進む施設の事例

 

  • 医療機関
     常に新鮮な空気を循環させることで、感染症リスクを低減。

  • 学校
     二酸化炭素濃度を下げ、学習環境を改善。

  • オフィスビル
     集中力や生産性を高める快適な労働環境を提供。

  • ショッピングモールや飲食店
     大勢が集まる場所でも空気がこもらず、清潔感を維持。


🌍 省エネと環境への配慮

 

換気と空調を連動させることは、環境面でも大きなメリットがあります。

  • 無駄な稼働を減らし、省エネを実現

  • 電気代を削減

  • CO₂排出量を抑え、地球環境にも優しい

SDGsの観点からも、今後ますます重視される仕組みです。


📈 今後の展望

 

最新の建物では、IoTやAIを活用して室内環境をリアルタイムでモニタリングし、最適な換気と空調を自動制御するシステムが増えています。

  • 人の人数に応じて自動で換気量を調整

  • 天気や外気温に応じて効率的に冷暖房を運転

  • データを蓄積し、建物全体のエネルギーマネジメントに活用

単なる「快適」だけでなく、「効率」と「環境配慮」を両立させる方向へ進化しています。


✅ まとめ

 

換気システムと空調の連動は、現代建築における必須の仕組み。
健康で清潔、さらに環境にも優しい空間を実現する大切な技術です。

👉 病院、学校、オフィス、商業施設など、あらゆる建物で導入が進んでおり、今後ますます需要が高まる分野といえます。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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🏢大型施設を快適にするダクト工事の重要性

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🏢大型施設を快適にするダクト工事の重要性

 

 

 

🌬 ダクト工事とは?

 

ダクト工事とは、建物内に空気の通り道をつくる工事です。
金属製の管を天井裏や壁の内部に張り巡らせ、空調設備や換気設備と接続することで、建物全体に空気を効率よく循環させます。

エアコン本体が「空気をつくる役割」だとすると、ダクトは「空気を運ぶ役割」。
この二つが揃って初めて、室内の温度・湿度・空気の質が快適に保たれるのです。


🏗 ダクト工事がなぜ必要なのか?

 

小さな住宅ならエアコン単体でも部屋全体を快適にできます。


しかし、病院や学校、オフィスビル、ショッピングモール、工場といった大型施設ではどうでしょうか?

  • 広さがあるため、空調の効きにムラが出る

  • 人の出入りが多く、空気がこもりやすい

  • 施設ごとに「清潔・静か・快適」といった条件が求められる

こうした課題を解決できるのがダクト工事です。


冷暖房の効いた空気を効率よく各部屋へ送り、不要な空気を外へ排出。
「建物に息を吹き込む存在」といわれるゆえんです。


⚙️ ダクト工事の流れと工程

 

ダクト工事は設計から完成まで多くの工程を経ます。

  1. 設計・計画
     建物の規模や用途、利用人数を考慮して空気の流れを設計します。

  2. 製作
     工場で金属板を切断・加工してダクトをつくります。最近はプレハブ化も進み、現場での効率が高まっています。

  3. 現場搬入・組立
     大型のダクトはクレーンで吊り上げ、天井裏に固定。小型のものは手作業で組み立てます。

  4. 接続・密閉処理
     空調機器や換気装置とつなぎ、隙間がないよう気密処理。

  5. 試運転・調整
     風量・温度・圧力を測定し、図面通りに空気が流れているか確認。

一見シンプルに見えますが、正確な寸法や気密性が求められる高度な工事です。


🏥 ダクトが活躍する現場

 

  • 病院・介護施設
     感染症対策に直結。清潔な空気を維持し、患者さんや利用者の健康を守る。

  • オフィスや学校
     二酸化炭素濃度を抑え、頭がすっきりとする環境を維持。集中力や学習効果にも影響します。

  • 商業施設やホテル
     大勢が快適に過ごせる空間を維持するために必須。

  • 工場や倉庫
     温度・湿度の安定が生産工程に直結し、製品の品質にも影響します。

ダクト工事は「人」と「空間」を守るために欠かせない存在です。


🌍 これからのダクト工事の展望

 

近年は 省エネ化・環境配慮 が大きなテーマになっています。

  • 断熱性能の高いダクトの採用

  • 気密性を高める施工方法

  • IoTと連携して風量や温度を自動制御するスマート空調

これらの技術が広がることで、ダクト工事の役割はますます重要になります。


✅ まとめ

 

ダクト工事は、大型施設において空気を効率的に循環させるための基盤。


普段は人目につかない裏方の存在ですが、私たちが安心して快適に過ごせるのは、この工事のおかげです。

👉 何気なく過ごす日常の快適さの裏に、必ずダクト工事の技術があるのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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省エネ型エアコンの普及 🌱⚡

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省エネ型エアコンの普及 🌱⚡

 

 

 

省エネの必要性

 

家庭における電力消費の30〜40%をエアコンが占めているといわれています。

つまり、省エネ型エアコンを導入するだけで家計と環境に大きなインパクトを与えるのです。


地球温暖化対策やエネルギーコスト高騰が叫ばれる今、省エネ型エアコンの普及は社会全体の課題になっています。


最新技術 🚀

 

1. AI制御

センサーが人の動きや日射を検知し、自動で最適な温度に調整。必要以上に冷やさず・暖めすぎないため無駄がありません。

2. インバーター方式

従来は「オン/オフ」で温度を調整していたのに対し、インバーターはモーターの回転数を細かく制御。安定した温度を維持しつつ、消費電力を削減します。

3. 人感センサー

人がいない時間帯は自動的に省エネ運転。店舗やオフィスでは特に効果的で、無駄な電力をカットします。

4. スマート連携

スマホアプリから遠隔操作が可能。外出先からオン・オフできるので「つけっぱなし」を防止。


導入メリット 💰

 

  • 家庭向け:年間1〜2万円の電気代削減。

  • 業務用:規模によっては数十万〜数百万円のコスト削減。

  • 健康面:省エネ運転により温度ムラや過乾燥も軽減。

  • 補助金制度:国や自治体の「省エネ機器導入支援補助金」で購入費用の一部をカバー可能。


実際の成功事例 🏢

 

  • 中小企業のオフィス
    旧型エアコンから省エネ型に入れ替えた結果、月の電気代が25%削減。社員からも「空気が快適になった」と好評。

  • 飲食店
    省エネ型+換気機能付きに更新 → 冷暖房効率だけでなく換気効果もアップし、コロナ禍以降の「安心感」に直結。


未来の空調 🌍

 

エアコンは今後さらに進化します。

  • 太陽光発電・蓄電池との連携:家庭内で発電した電力を活用し、電力会社からの購入を最小限に。

  • 再生冷媒の利用:環境負荷の少ない冷媒に置き換える動きが加速。

  • IoT建物管理:ビル全体をAIが監視・制御し、温度・湿度・空気質を最適化。

 

「ただの空調機器」から「建物全体のエネルギーマネジメントシステム」へと進化していくのが、これからのエアコンです。


まとめ

 

省エネ型エアコンは、単なる節約家電ではなく 未来の暮らしと社会を支える基盤 です。
導入すれば「快適性」「経済性」「環境性」のすべてを得られる――そんな時代がすでに始まっています。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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空調設計の重要性 📐💡

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空調設計の重要性 📐💡

 

 

 

設計が命を左右する

 

エアコンの快適性は「設置した後」ではなく、実は設計段階ですでに決まっていると言っても過言ではありません。
どんなに最新式で高機能なエアコンを導入しても、設計が不十分であれば「温度ムラがある」「一部だけ寒すぎる」「結露が発生する」といったトラブルが起き、結果として満足度が大きく下がってしまいます。

つまり空調工事において最も大切なのは、“設置作業より前の計画段階”。この考え方を理解しているかどうかで、数年先の快適性や電気代にまで影響が及びます。


設計の基本 🌬️

 

空調設計にはいくつかの重要な要素があります。それぞれの役割を知っておくと、業者選びやエアコン導入の際に判断基準が明確になります。

1. 負荷計算

建物の構造、窓の大きさ、断熱材の有無、さらには人の出入りや機器の発熱量まで考慮して「必要な冷暖房能力」を算出します。
例:同じ30㎡の部屋でも、

  • 南向き大窓 → 夏は日射で高温になりやすく、能力大きめの機種が必要。

  • 北向き小窓 → 日射が少なく、比較的少ない能力で対応可能。

この計算を怠ると「パワー不足で冷えない/効きすぎて寒い」という事態に直結します。

2. 気流設計

風が直接人に当たり続けると「冷房病」や乾燥の原因になります。空気をどう循環させるかを考えるのが気流設計。

  • リビングなら、ソファやテーブルの位置を考慮して風が抜けるように配置。

  • 事務所なら、長時間デスクワークする人に直風が当たらないよう天井カセットを配置。

 

3. 換気とのバランス

エアコンは温度を調整しますが、空気の質を入れ替えるわけではありません。

  • CO₂濃度の上昇

  • ウイルスや花粉の滞留
    これらを防ぐには「換気設備」とのバランス設計が不可欠です。最近ではエアコンと換気を同時制御できるシステムも普及しています。

 

4. ゾーニング

広い空間を一律で冷暖房するのは非効率です。
→ 部屋を「ゾーン」に分けて制御すると、省エネと快適性が両立。
例:

  • 店舗 → 客席と厨房を別制御。

  • オフィス → 会議室と執務スペースを分けて制御。


設計不良のリスク ⚠️

 

設計が不十分だと、日々の生活や経営に深刻な影響が出ます。

  • 温度差が激しく、社員が「冷房病」で体調不良に。

  • 電気代が想定の1.5倍に跳ね上がり、ランニングコストが圧迫。

  • 窓や壁に結露が発生 → カビやダニの繁殖、アレルギーリスク増大。

「導入したのに不快」「光熱費が高すぎる」ケースの多くは、施工技術ではなく“設計の失敗”に起因しています。


成功事例 ✨

 

ある学習塾では、従来は「夏は暑く、冬は寒い」と生徒から不評でした。そこで空調設計を見直し、気流を天井で循環させる方式+CO₂センサー制御を導入したところ、

  • 冷暖房効率が30%向上

  • 生徒の集中力アップ → 成績や授業満足度が改善

「快適さは学習意欲や業務効率を左右する」という好例です。


まとめ

 

空調工事は「エアコンを設置する作業」ではなく、「生活や仕事の質を設計する仕事」です。

設計の段階でしっかり未来を見据えたプランを立てることが、長期的な快適性とコスト削減につながります。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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空調設備工事の流れと工程

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第2回:空調設備工事の流れと工程

工事はどのように進むのか?

 

 

 

空調設備工事は、ただ機器を取り付けるだけではありません。

設計・施工・調整・引渡しという複数のステップを経て、初めて「快適な空間」が完成します。


◆ 1. 設計から始まる空調計画

 

まず重要なのは、建物の用途や規模、利用人数に合わせて空調システムを設計することです。

  • 現場調査

    • 建物の図面や用途、電源設備の確認。

    • 日射条件や断熱性能も考慮します。

  • 空調負荷計算

    • 部屋の大きさ、窓の大きさ、機器発熱量などをもとに「必要な冷暖房能力」を算出。

    • 過剰な設備はコストを押し上げ、逆に不足すれば快適性を損なうため、この計算は非常に重要です。

  • 配管・ダクト計画

    • 配管のルート、室外機の設置場所を決定。

    • 換気や排気の経路も設計段階で決めます。


◆ 2. 施工フェーズ

 

設計が固まったら、いよいよ現場での施工です。

  • 機器搬入と据付

    • 室外機・室内機の設置。

    • クレーンを使用する場合や重量物運搬では、安全管理が必須。

  • 配管・ダクト工事

    • 冷媒管・ドレン管・電気配線を正確に施工。

    • 配管の勾配や保温処理が適切でないと、水漏れや効率低下の原因になります。

  • 電気接続と制御機器の設定

    • ブレーカー接続や制御パネル設定。

    • 自動運転やタイマーなどのプログラムもこの段階で設定。


◆ 3. 試運転・調整・引渡し

 

施工が終わったら、次は動作確認です。

  • 試運転

    • 温度設定や風量、各機器の動作確認。

    • 冷媒の漏れや異音がないかもチェック。

  • 調整

    • 設定値を微調整して、効率的な運転ができるように最適化。

    • 必要に応じてバランス調整(風量調整)を行います。

  • 引渡しと説明

    • 操作方法やメンテナンスのポイントをオーナーに説明。

    • 点検スケジュールや保証内容も案内します。


まとめ

 

空調設備工事は、「設計の精度」+「施工の品質」+「調整の徹底」で初めて高い性能を発揮します。


このどれか一つでも欠けると、エネルギー効率の低下や故障の原因になります。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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空調設備工事とは?基本と役割

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暑さ厳しい折、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

現場も気温に負けず、元気に稼働中です!

 

 

今月からブログ更新頑張っていきます!

 

 

 

第1回:空調設備工事とは?基本と役割

「空調設備」は建物の快適性を支える縁の下の力持ち

 

 

 

空調設備工事と聞くと「エアコンを取り付ける仕事?」とイメージする方が多いのではないでしょうか。

確かにエアコンの設置も大切な作業の一部ですが、実際にはもっと広い意味を持ちます。

空調設備とは、室内の温度・湿度・空気の質を快適に保つための仕組みです。

人が集まる建物やオフィス、工場、病院など、あらゆる建築物に欠かせない重要な設備であり、その工事は快適性・安全性・省エネ性を大きく左右します。


◆ 空調設備の定義:3つの重要な役割

 

空調設備は単なる冷暖房ではなく、**「冷暖房・換気・湿度管理」**という3つの機能を担っています。

  1. 冷暖房機能

    • 夏の暑さを和らげる冷房、冬の寒さを防ぐ暖房。

    • 快適な温度を維持し、作業効率や生活の質を向上。

  2. 換気機能

    • 室内にたまった二酸化炭素やホコリ、臭気を排出。

    • 新鮮な外気を取り込み、健康被害を防止。

  3. 湿度管理機能

    • 適度な湿度を保ち、カビや結露を防ぐ。

    • インフルエンザやウイルス感染のリスク低減にも貢献。


◆ なぜ建築現場で空調工事が重要なのか?

 

空調設備は建物の「呼吸器官」と言えます。


その重要性は次の点にあります。

  • 人の快適性と健康に直結

    • 夏の猛暑や冬の厳寒でも一定の温度を保つことで、熱中症や体調不良を防ぎます。

  • 設備や商品の保護

    • 工場や倉庫では、製品品質を維持するために温度・湿度管理が不可欠。

  • 省エネ・コスト削減

    • 適切な設計と施工により、ランニングコストを大幅に削減可能。

    • ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)や省エネ法対応にも空調は重要。


◆ 工事の種類と特徴

 

空調設備工事は、大きく3つに分けられます。

① 新築工事

  • 建物の設計段階から空調システムを計画。

  • 建物の用途・規模に合わせて最適な方式(個別空調、中央空調、VRFなど)を採用。

 

② リニューアル工事

  • 老朽化した設備を最新の省エネ機器に交換。

  • レイアウト変更や用途変更に伴う改修もここに含まれます。

 

③ メンテナンス・修繕工事

  • フィルター清掃やガス補充、故障対応。

  • 定期点検を行い、突発的なトラブルを未然に防ぐ。


まとめ

 

空調設備工事は、見えない部分で建物と人を支える重要な仕事です。


次回は、実際に工事がどのように進むのか、**「設計から施工、引渡しまでの流れ」**を詳しく解説します。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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年末・年始休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

弊社は誠に勝手ながら下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

2023年12月30日(土)~2024年1月4日(木)

※2024年1月5日(金)より、通常営業を開始いたします

ご不便をおかけ致しますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

ホームページを公開致しました。

よろしくお願い致します。