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日別アーカイブ: 2025年7月22日

空調設備工事の流れと工程

皆さんこんにちは!

 

秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っている

株式会社いとだ設備サービス、更新担当の富山です。

 

 

 

第2回:空調設備工事の流れと工程

工事はどのように進むのか?

 

 

 

空調設備工事は、ただ機器を取り付けるだけではありません。

設計・施工・調整・引渡しという複数のステップを経て、初めて「快適な空間」が完成します。


◆ 1. 設計から始まる空調計画

 

まず重要なのは、建物の用途や規模、利用人数に合わせて空調システムを設計することです。

  • 現場調査

    • 建物の図面や用途、電源設備の確認。

    • 日射条件や断熱性能も考慮します。

  • 空調負荷計算

    • 部屋の大きさ、窓の大きさ、機器発熱量などをもとに「必要な冷暖房能力」を算出。

    • 過剰な設備はコストを押し上げ、逆に不足すれば快適性を損なうため、この計算は非常に重要です。

  • 配管・ダクト計画

    • 配管のルート、室外機の設置場所を決定。

    • 換気や排気の経路も設計段階で決めます。


◆ 2. 施工フェーズ

 

設計が固まったら、いよいよ現場での施工です。

  • 機器搬入と据付

    • 室外機・室内機の設置。

    • クレーンを使用する場合や重量物運搬では、安全管理が必須。

  • 配管・ダクト工事

    • 冷媒管・ドレン管・電気配線を正確に施工。

    • 配管の勾配や保温処理が適切でないと、水漏れや効率低下の原因になります。

  • 電気接続と制御機器の設定

    • ブレーカー接続や制御パネル設定。

    • 自動運転やタイマーなどのプログラムもこの段階で設定。


◆ 3. 試運転・調整・引渡し

 

施工が終わったら、次は動作確認です。

  • 試運転

    • 温度設定や風量、各機器の動作確認。

    • 冷媒の漏れや異音がないかもチェック。

  • 調整

    • 設定値を微調整して、効率的な運転ができるように最適化。

    • 必要に応じてバランス調整(風量調整)を行います。

  • 引渡しと説明

    • 操作方法やメンテナンスのポイントをオーナーに説明。

    • 点検スケジュールや保証内容も案内します。


まとめ

 

空調設備工事は、「設計の精度」+「施工の品質」+「調整の徹底」で初めて高い性能を発揮します。


このどれか一つでも欠けると、エネルギー効率の低下や故障の原因になります。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っております。

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