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皆さんこんにちは!
秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っている
株式会社いとだ設備サービス、更新担当の富山です。
空調設備工事は、ただ機器を取り付けるだけではありません。
設計・施工・調整・引渡しという複数のステップを経て、初めて「快適な空間」が完成します。
まず重要なのは、建物の用途や規模、利用人数に合わせて空調システムを設計することです。
現場調査
建物の図面や用途、電源設備の確認。
日射条件や断熱性能も考慮します。
空調負荷計算
部屋の大きさ、窓の大きさ、機器発熱量などをもとに「必要な冷暖房能力」を算出。
過剰な設備はコストを押し上げ、逆に不足すれば快適性を損なうため、この計算は非常に重要です。
配管・ダクト計画
配管のルート、室外機の設置場所を決定。
換気や排気の経路も設計段階で決めます。
設計が固まったら、いよいよ現場での施工です。
機器搬入と据付
室外機・室内機の設置。
クレーンを使用する場合や重量物運搬では、安全管理が必須。
配管・ダクト工事
冷媒管・ドレン管・電気配線を正確に施工。
配管の勾配や保温処理が適切でないと、水漏れや効率低下の原因になります。
電気接続と制御機器の設定
ブレーカー接続や制御パネル設定。
自動運転やタイマーなどのプログラムもこの段階で設定。
施工が終わったら、次は動作確認です。
試運転
温度設定や風量、各機器の動作確認。
冷媒の漏れや異音がないかもチェック。
調整
設定値を微調整して、効率的な運転ができるように最適化。
必要に応じてバランス調整(風量調整)を行います。
引渡しと説明
操作方法やメンテナンスのポイントをオーナーに説明。
点検スケジュールや保証内容も案内します。
空調設備工事は、「設計の精度」+「施工の品質」+「調整の徹底」で初めて高い性能を発揮します。
このどれか一つでも欠けると、エネルギー効率の低下や故障の原因になります。
次回もお楽しみに!
秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っております。
お気軽にお問い合わせください。