-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
皆さんこんにちは!
秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っている
株式会社いとだ設備サービス、更新担当の富山です。
目次
~一枚の鉄板から“空気が流れる道”ができるまで~
普段、建物の天井裏で見かけることの少ない “ダクト”。
これは、空気を送り込んだり排気したりするための“空気の通り道”です。
商業施設・工場・厨房・オフィスなど、
あらゆる場所で欠かせない存在ですが、
実はその多くが 職人の手作業で作られた“オーダーメイド品” だということをご存じでしょうか?
ここでは、お客様にも楽しんでいただけるよう、
ダクト製作の裏側をわかりやすくご紹介します。
ダクトは、工場で規格品が届いているように思われがちですが、
実は現場のサイズに合わせて
板金職人が一枚の鉄板から立体的に加工します。
曲がる箇所(エルボ)
分岐
角度調整
異なるサイズへの変換
これらはすべて、
「鉄板をどう切ればこの形ができるか?」
という計算=展開図から始まります。
この作業は熟練の技術が必要で、
建物ごとに異なる形状に合わせて作り上げていきます。
ダクトは、折り曲げ機やローラーを使って成形し、
最後は手作業で細かな調整を加えて仕上げます。
折り曲げ
組み立て
カシメ止め
シーリング処理
補強材の取り付け
この工程を丁寧に行うことで、
空気がスムーズに流れ、静かで効率の良い空調につながります。
見えない部分ですが、確かな品質が空調全体の性能に影響する大切な作業です。
天井裏の限られたスペースに、
エアコン・配管・電気・照明器具などが密集しているため、
ダクト取り付けはまさに“精密施工”。
梁や配管にぶつからないか
点検口との距離
高さ・傾き・水平調整
他工事とのタイミング調整
こうした点を一つひとつクリアしながら、
天井の中にしっかりダクトを納めていきます。
現場では職人同士のコミュニケーションがとても重要で、
“チーム施工”として進む工事の代表例です。
完成後は天井の中に隠れてしまうダクトですが、
建物全体の空気環境を左右する大切な存在です。
空気の流れ
換気量
温度・湿度管理
省エネ性能
快適さの維持
すべてに関わるため、
丁寧な製作と確実な施工がとても重要になります。
ダクト工事は、建物の空気をデザインする“職人技の結晶”です。
鉄板からの展開加工
精密な折り曲げ
天井内での精度の高い取り付け
多業種との連携
これらが揃って初めて、
安全で快適な空調環境が生まれます。
お客様に安心してご利用いただくために、
これからも丁寧で高品質な施工を大切にしていきます。
次回もお楽しみに!
秋田県大館市を拠点に電気・空調設備・給排水・住宅リフォームをメインに行っております。
お気軽にお問い合わせください。
![]()